commentaryのブログ

アニメ、漫画、本の感想などを書き散らかしていきます

飛行機に乗っていた時

 流体力学の流れの話でゴルフボールのディンプルの話が出ます。ボールにディンプルという凸凹をつけると、小さい凹みの部分に小さな渦ができます。ディンプルが無い場合、空気がボールから剥離して大きな渦を作るのですが、ディンプルがある場合には小さい渦が生じ、圧力抵抗が小さくなるそうです。なかなかむつかしい話ですね。 

 

 僕が先月、飛行機に乗っていた時です。僕の座った席は窓側だったので外の景色をぼんやりと眺めていたのですが、飛行機の翼にディンプルらしきものがあることに気が付きました。あまり飛行機の仕組みについてはわからないので、実際はディンプルではなく、板の接合部分だったのかもしれません。

 それをみてふと考え付いたのが「船体表面に凹凸つければ圧力抵抗減るんじゃないのか……?」という考えです。

なんだかんだで時間が経った後に調べてみると、どうも粘度の高い流体においては圧力抵抗の影響よりも摩擦抵抗の影響のほうが大きいので、凹凸を作ることによって水と接する面積を増やすことは意味のないことだそうです。

 ちょっとがっかりしました。